日本の電車が分単位で遅れずに運行する美徳や、外国人観光客に対する持論。そんな話題をTBSラジオ『日曜天国』で語った際、安住紳一郎アナウンサーが自嘲気味にこんなことを明かしていた。
「最近、安住がこういうこと言うんで、ラジオが聞けなくなった(もう聞きません)」
SNSなどで、たまにそんな声や投稿を目にしているのだという。
いつの時代も、こういう人は一定数いるものだ。
自分の意に沿わない発言があったとき、黙ってフェードアウトすることができず、わざわざ「あなたの発言が気に入らないから、もうファンをやめます」と宣言して去っていく人たち。厳しい言い方をしてしまえば、「かまってちゃん」?
ちなみに、この一連の持論のくだりは、生放送のラジオでは赤裸々に語られていたものの、後日配信されたYouTube版では丸ごとカットされていた。
制作陣やリスナーの言いたいことはよくわかる。
だがこうした炎上を恐れた事なかれ主義の編集テクニックを見せつけられてもなお、安住アナのラジオを聴くことはやめられないのだ。
もちろんパーソナリティに対してどんな意見を持とうが個人の自由だ。しかし政治思想やちょっとした感覚のズレだけで「もう聞きません」とシャッターを下ろしてしまう人に対して、「人生、損しているな」と心底思う。
「安住アナのこういうところがすごく好きだ」と思わせる、象徴的なエピソードが今回もあった。
同番組のコーナー「日曜お出かけリサーチ」で、「駒沢わんこ祭り2026」の会場と中継を繋いでいた時のこと。回線の不具合が発生し、スタジオにいる安住アナと中澤有美子さんの声が、現場のリポーターに一時的に届かなくなるというトラブルが起きた。
現場のリポーターは状況を察し、「スタジオの声が届かないので、一方的に喋りますね」と案内して中継を進行しようとした。その瞬間、スタジオの安住アナがボソッとこう返したのだ。
「良かったです。無視されてるのかと思いました」
回線トラブルという生放送のピンチを自虐とブラックユーモアで、一瞬にして上質な笑いにしてみせたのだ。この頭の回転の速さと、絶妙で瞬発的なひねくれ具合こそが安住アナの真骨頂である。
YouTubeというプラットフォーム向けに綺麗に編集された顔も、生放送で見せる少し毒のある本音も、すべてひっくるめて安住紳一郎というエンターテインメントである。
ほんの少しの感覚の違いでこの面白さを味わえなくなるなんて、あまりにも勿体ない話だ。そんなつまんねーことは、すぐ左のレッテルを貼るデイリーWiLLにでも任せておけ!
日曜は安住アナを浴びよう!


コメント