中島歩の底知れぬ魅力と文豪・国木田独歩の末裔がラジオで見せる爆笑の素顔

現在放送中のドラマ『Tシャツが乾くまで』に出演し、昭和の銀幕スターを彷彿とさせる端正なルックスで目を引く俳優・中島歩さん。

最近は爆笑問題などのラジオ番組でも頻繁に話題に上がる中島さんだが、その第一印象は愉快なほど鮮やかに裏切られる。

アコースティックな質感の低音ボイスを響かせながら、どこか世俗を突き放したようなふてぶてしさと独特の間、そして予測不能なユーモアを放つ。

感度の高いラジオディレクターたちがこぞって彼を取り上げるのは、彼が単なる演じ手ではなく、言葉の応酬を心から楽しむ希代の表現者のように感じるからだろう。

文豪・国木田独歩の末裔な中島歩

中島さんの規格外のスケール感を語る上で欠かせない前知識が、明治の文豪・国木田独歩の末裔(玄孫)であるという華麗すぎる血筋だ。

しかし文豪の血を引きながらも決して気取ることのない強烈なギャップこそが、中島さんから目を離せなくなる大きな理由となっている。

ちなみに文学に造詣が深い爆笑問題の太田光さんは、今のところこの話題に触れていないように思える。もしこの事実を知ったとき、太田さんはラジオでどんな風に騒ぐのだろうかと想像するだけでも面白い。

高田文夫先生や爆笑問題たちを翻弄する知性と独自の美学

中島さんの知性と反射神経は、芸能界のレジェンドたちとの攻防でも遺憾なく発揮されている。

高田文夫先生の番組では「10年前にも出演した」と主張するも記録がなく、「出演記録紛失・捏造疑惑」というパワーワードで応戦し、百戦錬磨の高田先生を唸らせた。また爆笑問題の太田さんから演技をイジられた際も冷静にいなし、鋭いツッコミを返している。

高校時代に漫才コンビを組んでいた経験が、この絶妙な間や相手の言葉を拾う技術の底力となっているのだろう。

あえて感情を込めすぎず平坦に言う棒読みの美学も、過剰な表現を排して観客の想像力を最大化させるという、中島さんのクレバーな視点から生まれているのかもしれない。

リリー・フランキーも呆れる枯れた素顔

リリー・フランキーさんの『スナック ラジオ』に現れた際は、さらに異彩を放っていた。

ニッポン放送での仕事を終えたその足で、ジャイアント馬場さんのモノマネをしながら「ぬるん」と超スローペースに入場する牛戦術を披露し、あのリリーさんでさえも翻弄され気味であった。

『Tシャツが乾くまで』で共演する松山ケンイチさんから「あんな2枚目で気持ち悪い人いない」と最高の賛辞を送られる中島さんだが、実はドラマの打ち上げで進んでビンゴ大会の司会をやるほど、キャーキャー言われたい願望も強いという。

しかし好物は「ナスの揚げ浸し」であり、ネットで「馬面」と評されても「自分は馬側の人間だ」と即座に受け入れるなど、その素顔は驚くほど枯れたおじいちゃん感に満ちている。

9月7日3時から中島歩のオールナイトニッポン0

俳優として不気味さと正統派を行き来し、ラジオでは最高にチャーミングな素顔を見せる中島歩さん。そんな彼の底知れぬ魅力を全身で浴びるチャンスがついにやってくる。

9月7日(月)深夜3時から放送の『オールナイトニッポン0』だ。

番組の第一声は、敬愛する高田文夫先生へのオマージュを込めて「いや〜参りましたね」から始めることを太田さんは望んでおり、一方のリリーさんは「聴いている人が少ない時間帯だから、何をふざけても大丈夫だろう」とプチ炎上すら期待している節がある。

深い時間帯に向けて、その芳醇な低音ボイスで「安眠を約束する」と豪語する中島さんが、果たしてどんな独特の世界観を展開するのか?

境界線を軽々と飛び越えるこの男の声を聴きながら、心地よい秋の夜長を満喫してほしい。

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