安住紳一郎アナがT-BOLAN森友嵐士さんを揶揄?最大の賛辞とSNSの暴走を巡るラジオとネットの歪な関係

7月19日TBSラジオ安住紳一郎の日曜天国で、特番・音楽の日の裏話が語られた。

そこで安住紳一郎さんが口にしたのは、T-BOLAN・森友嵐士さんへの最大級の賛辞であった。しかしその言葉はSNSというフィルターを通すことで、思わぬ方向へ歪められてしまう事態となった。

安住紳一郎アナが語るT-BOLAN森友嵐士さん「誰も飼いならせない野生動物」の圧倒的存在感

テレビでは最後になるかもしれないT-BOLANのパフォーマンス。それを間近で見た安住さんは、世代のスターである彼らを「誰も飼いならすことのできない野生動物が突然やってきた」と表現した。

「イリオモテヤマネコが威嚇しているのかと思った」という独特な言い回しも、生放送の現場で彼らが放っていた凄まじいオーラに対する、安住さんなりの最大限の褒め言葉だった。

還暦近いとは思えない黒い革パンにシルバーアクセサリー、そして豊かな長髪。ステージを縦横無尽に動き回る姿はまさにロックスピリットそのものだ。

歌詞やMCはほとんど聞き取れなかったものの、バイブスで全てが伝わってくる感覚があったという。安住さんはその姿を「ヘルメットも被らず、気合と経験だけでやっている職人のよう」と惚れ惚れと語っていた。

極めつけはメンバー紹介の際だ。

森友さんが自身のことを「歌歌ってます。森友です」と短く紹介したのがあまりにも格好良く、安住さんや現場のスタッフたちの間で「司会やってます。安住です」「フロアやってます」と真似したくなるほど痺れたのだという。

ここには、間違いなくリスペクトしかなかった。

心外な曲解をするSNSへの怒りと「もう一切話したくない」という苦言

ところがこれほど熱く語られたエピソードに対し、X(旧Twitter)上の一部アカウントが「安住さんが森友さんを揶揄している、馬鹿にしている」と噛み付いた。

これを知った安住さんは、「本当に心外です。やめてください」と強い口調で明確に否定した。

そもそも音楽の日のような大型特番の裏話は、本来べらべらと話すべき性質のものではない。それを「こういう風に悪い方に捉えられるのなら、私はこのマイクの前でそういう話は一切したくない」と不快感を露わ。

「これからもいい関係を築いていきたいんで、よろしくお願いいたします」と、言葉の真意を曲解する層へしっかりと釘を刺したのである。

イタコ芸や忖度化するSNSの闇 ラジオとの歪な関係性

多様な意見があるのは当然だが、あの愛に溢れたエピソードトークのどこをどう切り取れば「揶揄」だと感じるのか、そしてそれをSNSに書き込める感覚が理解できなかった。

当の森友さん本人は今回の件にすら言及していない(20日現在)というのに、である。

こういうアカウントに限って、普段は「政権への忖度だ!」などを声高に叫び、当該者の心情をわかったつもりになって平気で代弁者気取りの書き込みを行う。

まさに神田伯山さんがよく口にする「SNSってコンディション悪いの多すぎ」という言葉そのままだ。勝手なイタコ芸のようなものに付き合わされ、釈明を強いられた安住さんに心から同情してしまう。

さらに言えば、今回のトークで名前が上がっていた中居正広さんへの反応も象徴的だ。

今やラジオ番組において「中居正広」という名前はNGワードになっていない。直近でもナインティナイン、霜降り明星、サンドウィッチマン、そして南海キャンディーズの山里亮太さんなど、多くの芸人が普通に名前を出してトークを広げている。

しかし安住アナが森友さんを揶揄していると批判した例のアカウントには、この中居さんの名前にすら過剰に反応し、罵詈雑言を書き込んでいる形跡があった。

結局のところ、彼らは対象が誰であろうと、気に入らないものにはすべて噛み付いている。

パーソナリティの熱量や微細なニュアンスが共有されるはずのラジオと、文字面だけを切り取って強引に怒りを見出すSNS。

その歪な関係性が浮き彫りになった、なんとも後味の悪い、そして現代のネット社会の病理を象徴するような一件であった。

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