数週間続いていた爆笑問題太田さんに触れない、夜の踊り子を流さない。
そんな連続性を断ち切った6月2日サカナクション山口一郎のオールナイトニッポン。ゲストにさかなクンを迎えた今回の放送は、深夜には少々きつい怒涛のハイボルテージで幕を開けた。
さかなクンに関しては、リリー・フランキーさんのスナラジ(虫ちゃんこと片田陽依さんとの回)でもう耳が慣れていたから、今日もすごいなって思ったくらい。どうやら耐性がついたようだ。
慣れていないリスナーにはきつかっただろう。あまりのハイテンションぶりに、コメント欄では早々に「うるさすぎる」という指摘が飛び交い、事務所のボスからも直接「やめなさい」と注意が入る事態に。
リスナーからも「無理すんな。このテンションのまま行ったら明日声終わるぞ」「2時になったぞ。このテンションやめるなら今だぞ」と、山口さんの喉や体力を本気で心配するメールが殺到した。
番組終盤には、「あのハイテンション魚野郎を相手に2時間合わせた、あんた本当に頑張ったよ。今日は喉のケアをしっかりして寝るんだぞ」と、まるで死闘を終えた戦友を労うかのようなメールも紹介していた。
エンディングを迎え、いっくんは静かにさかなクンへの熱い思いを語り始める。
自身がうつ病でしんどく、誰からの連絡にも返信できなかった時期。さかなクンはそんな状態の山口さんを気遣ってメールを送り続け、何も返せなくても、いつもと全く変わらない温度で接してくれたのだという。
山口さんは、頻繁に会うわけではないため「友達と呼ぶのは失礼かもしれない」と前置きしつつも、さかなクンのことを「友達」であり、「共闘している仲間」、そして「同じ種族」のように感じていると、心からの感謝を評していた。
最初から最後まで「本当にうるさかった回」だったことは間違いない。しかし、その大騒ぎの裏側には、苦しい時期を支え合った二人の確かな絆があった。
狂騒のあとにポロリとこぼれた真摯な言葉から、いっくんの義理堅く、優しく誠実な人間性が垣間見え胸に刺さる放送は、エモいエンディング曲で終わった。


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